旅行しようと思い立った際、手頃な格安ツアーを紹介する新聞広告は役に立つ。だが、いざ旅立つと「美術館の入場料は含まれていません」など、別料金が何度も発生するなど思っていたような楽しい旅にならないことも。広告は利用者にとって掘り出し物が見つかる一方、騙されることもある。本当にお得なツアー旅行を選ぶため、国内旅行、海外旅行の順に注意すべきポイントを紹介していく。まずは国内旅行ツアーからだ。
「豪華な料理」「絶景の部屋」「癒しの温泉」の写真はあくまで“イメージ”
広告に添えられた数々の写真は旅行気分を高揚させるが、実際の料理や部屋と明らかに違うことがある。
「旅行業界内の指導では、最低でも広告の1か所に『写真は全てイメージ』と記載すれば良いことになっています。だから、現地に行っても写真と全く違うことも少なくない。『〇〇の季節の写真』『〇月〇日撮影』など細かな情報を提示している会社は信用できる」(ある旅行会社社員)
客室は本当は“自由”に選べない?
「プラス〇円で客室を選べる」「アップグレードできる」などの文言も用心すべきだ。
「実際には客室の選択肢が少なかったり、料金を上乗せするほどの価値がない部屋も多い」(同前)