上場企業の多くが今期決算で史上最高益を更新するなど、日本経済に追い風が吹いている。いよいよ景気拡大局面に入ってリスクが低減するのであれば、大きな伸びが期待できる個別銘柄を選び出したい。それができれば、より大きい儲けを期待できるフェーズに入っているのだ。
では、投資のプロはこのタイミングで、どのような銘柄に注目しているのか。注目テーマとして、「近年話題のAI関連銘柄の存在感がいよいよ増してきた」とマーケットバンク代表の岡山憲史氏はいう。
5月17日、経産省が研究機関と連携し、AIを組み込んだロボット開発技術を2020年までに実用化すると発表。それに関わる成長分野の市場規模を2020年頃に30兆円にする目標を掲げたのだ。
「言い換えれば、東京五輪に向け、2020年までAI関連企業は著しい成長が期待できるということ。個別の銘柄にも大幅な上昇が見込めることになる」(同前)