FXのチャートを見ていて、目ざとく発見した“法則”を、これは自分だけが見つけた秘密だと思いたいものです。
しかし、実際は多くのマーケット参加者が同じことに気づき、そして同じようなポジションを持つことになることが多いと言えます。何度もそのような光景を目の当たりにしてきました。
相場が膠着すると「どうにかして儲けなくてはいけない!」と、いろいろな材料やチャートを物色することになります。逆に申し上げれば、材料不足だからこそ相場が膠着しているわけで、数少ない材料に皆が群がることになるわけです。
したがって、相場が膠着化すればすれほど、皆が同じ目線で同じ材料を見ている可能性があると、承知しておく必要があります。
皆の目線をわかりつつも、自分は違う相場へのアプローチをすることも、ときには大事です。ある材料に対して、「大勢の見方が売り」であれば、あえて「買いで立ち向かう」ということも必要なのです。
私の好きな言葉に、「人の行く裏に道あり花の山」というのがあります。
利益を得るためには、他のマーケット参加者と逆の行動をとったり、注目を集めていないことに注目したりするということが、FXで勝つためには必要とされる能力です。
実際には勇気のいることもありますが、相場を生き抜いていく上では、ぜひ意識してください。
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