デジタルアーツ（2326）市場平均予想（単位：百万円）
企業概要
サイバー攻撃による被害が深刻化する中、個人情報保護法の施行や情報漏洩対策が欠かせない企業、マイナンバー制度施行などを受け情報セキュリティの強靭化を進めている官公庁・自治体、ICT化が進められている学校等でのニーズが高まっています。
このような中、導入が進められているのがメールやWebのフィルタリングソフトです。フィルタリングソフトは、例えばアダルトサイトなど不適切なWebサイトへのアクセスなどを制限したり、メールの誤開封・誤送信を防止します。
同社はそんな「Webフィルタリングソフト」の開発・販売を行う国内最大手企業。業界No.1のシェアを持つことから、テーマである「サイバーセキュリティ」関連銘柄としては外せないでしょう。
注目ポイント
ニーズの高まりを受け、業績は右肩上がりです。17/3期は引き続き過去最高売上を更新しました。企業のセキュリティ対策強化の意識の高まりや、総務省の情報セキュリティ対策強化に関する指針を受けた自治体のセキュリティ対策強化の活発化を追い風に、主力のWebセキュリティソフトが大きく売り上げを伸ばしました。総利益率は80.1％と高水準。自己資本が厚い中でも利益が積み増しされているためROEは23％と高水準を維持しています。
市場環境が良好な上、ストック収益モデル、シェアトップと、高成長のポイントをついているのですが、株価の上昇は想定内ですが、やや急な印象があります。購入を検討する場合は、せめて25日線まで調整するのを待ってもいいかと思います。
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