50代からの賢い貯蓄ワザにはどんあものがあるのか? 公認会計士の林總さんに聞いた。まずは、プラスとマイナスの資産がいくらあるか確認を。それから家計の短期収支、そして長期の生涯収支を出してみよう。
【STEP1】自分ちにいくらある? 今の財産を出す
銀行預金や投資資産、不動産などの「プラスの資産」がいくらあるかを書き出す。次に、住宅ローンや借金など「負の資産」をリストアップ。「プラスの資産」から「マイナスの資産」を引いた「純資産」が、まずどれくらいあるかが、今後貯金をしていく上でのベースになる。
「65才までに負の資産を完済し、預金や株式などのプラスの金融資金を増やしていきましょう」(林さん)
【STEP2】いきなり長期プランは無理…短期収支をざっくり出す
「生涯収支という、長期収支を出す前に、まず現在の生活の“大きさ”を可視化しましょう。過去1か月の収支をざっくりでいいので洗い出して、その実績をもとに未来の収支予測を立てるのです」(林さん)