同じ山手線でも、駅によって“人気度”はかなり違う。恵比寿、目黒といった“西側”にある駅が上位をキープするのに対し、不動産情報サイト「LIFULL HOME’S」が発表した山手線29駅中「最もダサいと思う」ランキング(2015年10月29日~2015年11月3日、「週に3回以上山手線を利用している」と回答した420名)では、1位・鶯谷、2位・新大久保、3位・巣鴨、4位・田端、5位・西日暮里と、“北側”が上位を占める。
もちろん、だからといって魅力がないわけではない。例えば西日暮里は、山手線の駅としては1971年に開業し、現時点で最新の駅。“谷根千”で有名な千代田線・千駄木駅の隣駅に位置することから、下町情緒漂う土地としても知られている。また、高い東大合格率を誇る名門私立、開成中学・高校もこの地にあり、文教地区に近いことから進学塾も多い地域でもある。今年3月には『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)で初めて取り上げられ、注目度が急上昇中の街でもあるのだ。
西日暮里に住み始めて2年だという30代会社員のAさんは、この街の魅力をこう語る。
「山手線が通っていて、家賃もお手頃なのが大きな決め手でした。出張が多い私にとって、成田へのアクセスも重要で、西日暮里駅から歩いて8分くらいで京成スカイライナーが走る日暮里駅に到着できるので満足しています」