高金利通貨としてFX(外国為替証拠金取引)トレーダーからの注目度も高い南アフリカランド。直近でも、6月9日に米格付け会社ムーディーズが南アフリカの長期発行体格付けを「Baa2」から「Baa3」に引き下げるなどネガティブなニュースが出ており、南アフリカランド円も長期下落傾向が続いている。はたしていま、南アフリカランドでトレードするのは危険なのか。カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、解説する。
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私はこれまでトレードで10億円以上の利益を獲得していますが、それだけの利益を獲得できた理由の1つとして、「実際にその通貨が使われている国を訪れて、その国の現状を自分の目で確かめてトレードを行ったから」ということが挙げられます。その国を訪れることで、より確信を持ってトレードすることができるようになります。
もちろん私は南アフリカも訪れていますが、「南アフリカ」と聞くと、ジャングルや草原、砂漠などをイメージされる方も多いかもしれません。また、治安が良くないイメージを持たれている方も多いと思います。
私が南アフリカを訪れたのは、2010年にワールドカップが南アフリカで開催される前年でしたが、ちょうどその頃も、同国の暴動がニュースになっていたりして、ネガティブな報道がたくさんされていたことを記憶しています。当時私がセミナー講師を務めていた証券会社の方からも、「万が一の事があっては困るから行かないでください!」と言われたりしました。
しかし実際に訪れてみると、そのイメージは大きく崩れます。普通に滞在している分には、危険を感じることは全くありませんでした。