多くの金融機関が退職金や年金の取り込みに力を入れる一方で、地方銀行や信用金庫では子育て世代に向けて金利を優遇している商品を販売しているところが少なくない。
例えば千葉銀行は、千葉県が実施する「子育て応援!チーパス事業」に協賛しており、子育て家庭に発行される優待カード「チーパス」を店頭で提示すると、マイカーローン・教育ローンなどの金利をそれぞれ店頭表示金利から0.1%割り引く。
その他にも北越銀行の「子育て応援積立定期預金」は、通常金利に加え、年0.05%の金利が上乗せされる。
愛媛銀行では、子供が20才になるまで、経過年数と残高に合わせて金利がアップする。例えば、経過年数5年以上かつ残高50万円以上で店頭表示金利プラス0.3%といった具合だ。毎月の積立額は1000円からOKなので、無理なく積立できる。ファイナンシャルプランナーの加藤梨里さんはこう語る。
「子育て世代なら、お住まいの近くの地方銀行や信用金庫の商品は、ぜひ調べてみてほしいですね」