お盆で息子や娘の家族が帰省してきて、久しぶりに孫の顔を見られたことは嬉しかったけれど、「ドッと疲れが出た」という人も多い。そんな「孫疲れ」は、肉体的な面だけではなく、経済面にも及ぶ。
8月7日にこんなデータが発表された。あおぞら銀行が55~74歳の男女約2000人を対象に行なった「シニアのリアル調査」である。
同調査からは「帰省してくる子や孫がいる」と答えた人(63.1%)の約半数が、帰省にかかる交通費を負担している実態が判明。その平均額は3万1900円に上った。祖父母が帰省時に子や孫に使う金額(交通費以外)も平均4万6100円となっている。
“お盆版のお年玉”である「お盆玉」も、もはや常識だ。孫にお盆玉をあげる予定と答えた人は約3割で、平均額は1人当たり5900円。お盆玉用のポチ袋も当たり前に売られている。帰省のたび祖父母が高額出費を強いられるのは今や当たり前なのだ。