9月は多くの日本企業が中間決算を迎えるため、株式投資で配当金を受け取れるケースも多い。たとえば、くりっく株の日経225でトレードしていれば買いポジション1枚あたり1万3000円超の配当金を受け取ることもできる。とはいえ、単純に配当金目当てで何の戦略もない状態でエントリーすると、痛い目に遭うだろう。今回は、カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、配当金をうまく受け取るためのトレードのポイントを指南する。
* * *
配当金のことを考慮して私は、「9月に入って、8月より安い価格が出たタイミングで買いポジションを持つのが良い」と考えていますが、そのために何よりも重要なことが「資金管理」です。チャンスがあればしっかりと買いポジションを持つことができるように資金管理をしておくことが重要です。もちろん、資金管理は9月に限らず、いついかなる時もいちばん最初に考えるべきことです。
ただ、こういった話をすると「配当金がもらえたとしても相場の下落が怖い」と思われる方もいるようです。配当金で得た利益以上に相場の下落によって損をするのではないか、と心配する方もいるかもしれませんが、そこまでの心配はいらないと考えています。
ここ最近、連日日銀がETF(上場投資信託)を買い入れており、その様子を見る限り日銀はおそらく目標株価を設定していて、ある水準以下には下落させないように9月も動いてくるのではないか、ということが想定されます。
また、9月に少し安い価格が出れば大口も必ず配当金狙いの買いで入ってくるものと想定されるので、どこかのタイミングで相場が上昇する可能性が高いと考えられます。