10月は4月や7月と並んで株主優待の数が少ない月ではあるが、その分じっくり選んで投資できる時期でもある。この記事では30万円程度の資金で投資が可能で、10月に権利獲得できるバラエティ豊かな株主優待の中からお得で使いやすい銘柄をピックアップしてみた(株価や投資額はいずれも9月下旬時点)。優待の権利を得るには、10月26日(木)までに株を購入しておこう。
まず、幅広いレジャーに使えるのが、日本ビューホテル(6097)の優待だ。浅草ビューホテルや成田ビューホテルなど全国に12ある直営ホテルのほか、那須りんどう湖LAKE VIEWなどのレジャー施設を展開。これらの施設に宿泊料や入園料として使える優待券が年2回受け取れる。直営レストランやバーでの飲食にも使えるので、例えば、東京スカイツリーを臨む浅草ビューホテルの大人気レストラン「武蔵」でビュッフェを楽しむこともできる。
グルメ派なら高級喫茶店「椿屋珈琲店」や「ダッキーダック」を展開する東和フードサービス(3329)に注目。自社店舗で使える優待券が年2回受け取れる。近くに店舗がない人は、コーヒーや焼き菓子などの商品も選択可能だ。増配と株式分割を発表しており、株式市場の反応も上々だ。
自宅で過ごす時間を豊かにしたいなら、生花卸のアートグリーン(3419)も選択肢のひとつ。家庭でも飾りやすい小ぶりサイズのミディ胡蝶蘭一鉢を贈るユニークな株主優待を実施している。ミディ胡蝶蘭は比較的手入れも簡単で、豪華な花ぶりを長期間楽しめる花。自宅を華やかに彩ってくれることうけあいだ。