企業概要
ファナック(6954)とともに、日本を代表する産業用ロボットメーカーで、「ACサーボ」「インバータ」で世界トップシェアを誇り、アーク溶接産業ロボットも世界トップクラスです。
主力のACサーボモータは高精度の位置決めに優れ、半導体・液晶の製造装置、電子部品実装装置、工作機械、一般産業機械などで利用されています。また、ロボットは、自動車向けをはじめ他業種に用途を広げています。
注目ポイント
2018/2期上半期の業績は、ACサーボモータを中心としたモーションコントロール事業が33%増収102%営業増益と業績をけん引しました。生産設備の自動化加速やスマホ関連向け需要が旺盛な中国を中心に海外も好調。
また、高機能タイプの増加などによって収益性が大幅に改善し大幅増益となりました。好業績を踏まえ、通期業績を上方修正し、配当も引き上げています。第一四半期には旺盛な中国需要を取り込むべく、工場を拡張しており、19年の業績寄与が期待されます。
主力の「ACサーボ」「インバータ」「産業用ロボット」の産業電気機器3領域は、多様な用途に対応できるため幅広い産業分野での事業展開が可能。
世界では工場の省人化をはじめとする生産効率の向上、自動化の導入に対する設備需要が旺盛となっており、同社は引き続き良好な事業環境の中で好業績が期待できると思います。財務面も良好で安心して購入できる銘柄の一つになります。株価は上昇トレンドを継続しており、活況な日本相場の波に乗った上昇が期待できるかと思います。
【PROFILE】戸松信博(とまつ・のぶひろ)1973年生まれ。グローバルリンクアドバイザーズ代表。鋭い市場分析と自ら現地訪問を頻繁に繰り返す銘柄分析スタイルが口コミで広がり、メルマガ購読者数は3万人以上に達する。『日本人が知らなかった海外投資 米国株』他、著書多数。最新の注目銘柄、相場見通しはメルマガ「日本株通信」にて配信中。