日経平均株価がバブル以来26年ぶりの高値をつけたが、その後はボラティリティ(変動率)の高い相場展開が続いている。今後の日経平均はどのような展開を見せるのか? カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、これまでの相場展開を踏まえて、今後の展開を予想する。
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11月9日に日経平均株価は2万3466円(*)まで上昇し、その日のうちに2万2318円まで下落しましたが、この荒い値動きに翻弄されてしまった方がいるのではないでしょうか。
【*以下、一部の計算に用いる株価以外は全てくりっく株に基づく株価】
例えば、売りポジションを持っていて、2万3000円を超えて上昇し続ける相場を見て「これ以上ポジションを持っていたら怖い」と感じ、自発的にロスカットしたり、もしくは強制的にロスカットされてしまったトレーダーの方。また、上昇し続ける相場を見て買いポジションを持ったものの、利益確定のタイミングを逃してしまい、高値の買いポジションが残ってしまったトレーダーの方……。
実際にトレーダーの方に話を聞いてみると、「日経平均株価の上昇局面で利益が出たので“こんなに儲かる時期はそうそうない!”と有頂天になって、その利益分を追加した上で限界までロット数を増やして勝負をかけたら、11月9日の下落で大きな損失を出してしまい、元の木阿弥状態になってしまいました……」と言う方もいました。