中国共産党中央政治局は8日午後、国家ビッグデータ戦略第二次集団学習会を実施した。名称は勉強会だが、習近平国家主席が主導する重要な会議である。“共産党は如何にビッグデータ戦略を重視しているのか”がよくわかる内容である。
世界では、インターネットショッピング、モバイル決済、シェアリング経済などデジタル経済において、新業態、新モデルが次々と発生し、それが急成長を続けている。中国は、そうした多くの分野で世界のトップを走っている。
会議において、習近平国家主席は、「高速で、モビリティ、安全性、汎用性の高い次世代の情報インフラ設備の構築を加速する。政府データリソース、社会データリソースの規格化、統一化を推し進める。全面的に“ビッグデータ発展行動計画”の実施を促進し、ビッグデータの発展環境を改善する。ビッグデータを持って産学研究を深く融合させるための絆とし、ビッグデータ駆動型創新システム・発展モデルを形成し、ビッグデータ産業の中から、軍をリードする企業を育て上げ、多層、多種類から成るビッグデータに関連する人材グループを育てる」と強調している。
ビッグデータ、インターネット、人工知能を深く融合させて発展させる。それによって製造業はデジタル化、インターネット化、インテリジェンス化を推し進めることができる。さらにビッグデータは、“インターネット+教育”、“インターネット+医療”、“インターネット+文化”などの発展を推し進めるための重要な要素である。