大掃除をすると、引き出しの奥からしばしば「こんなところにあったんだ」「こんなもの買ったっけ?」というモノが出てきたという人は少なくないはず。それらは、かつて購入して使わないまま放置された無駄なモノ。部屋を片づけて、モノがどこにあるかを把握すれば、このような無駄遣いは減る。今回は「キッチン」の片づけ方を紹介しよう。
「キッチンはしまうルールが決まっています。ルールを守れば、整理しやすい上に、調理の時短にもつながる」と話すのは、整理収納アドバイザーの資格を取得し自身の無駄遣いが減ったという館山花子さん。そのルールとは……。
「キッチンは作業動線に沿ってつくられているので、どこになにをしまうべきか、だいたいの家で共通しています」(館山さん、以下同)
シンク下には下ごしらえの道具に使うボウル、包丁、バット、まな板、保存容器、ラップなど。コンロ下には火にかけるフライパンや鍋、ヤカンなどの調理道具、油や、酒、しょうゆなど調理中に使う調味料などを収納する。「あるべき場所に収納されていれば、調理の無駄な動きも減ります」という。
また、引き出しには、箸やフォーク、スプーン、ナイフなどのカトラリー類をしまう。
「カトラリー類は仕切りケースなどを使うと、素材や種類別に分けるとなにがどこにあるか、一目瞭然で使いやすくなります」。