大学入試センター試験も終わり、いよいよ受験シーズンに突入。受験生の中には、大学に入ったら一人暮らしを始める人も多いだろう。初めての一人暮らしに心が浮き立つのは分かるが、住む場所の当たりハズレは、学生生活の充実度に大きく影響するもの。併願する受験生も多いであろう明治大学や中央大学に合格した場合、どこに住むのが正解なのか? ライターの金子則男氏がオススメの街を紹介する。
【明治大学】
明治大学は、学部によって和泉、駿河台、生田、中野などのキャンパスがありますが、ここでは最も多くの学生が通う「和泉→駿河台」のパターンのオススメの街を紹介しましょう。
(1)下高井戸
一人暮らしでまず考えるべきは、学校のすぐ近く。和泉キャンパスの最寄りの明大前駅付近も学生向け物件は多数ありますが、徒歩圏内で、なおかつ駅前が充実した下高井戸がオススメです。下高井戸は日大文理学部の最寄り駅で、学生向けの飲食店や居酒屋が多数存在。駅前には昔ながらの商店街が広がり、路面電車の世田谷線が走っていて、程よい賑やかさと適度な落ち着きが共存した街です。学生には映画館(下高井戸シネマ)の存在も魅力的でしょう。
(2)調布
明治大学の学生が一人暮らしをする場合、まず検討するのは京王線沿いでしょうが、京王線で今もっとも注目の街が調布です。もともと駅近辺にはスーパーが多数あり、暮らしやすい街でしたが、駅前の大規模な再開発が進行中で、家電量販店やシネコンも完成。もはや新宿に出る必要さえなくなりました。
明大前までは特急なら1駅で、新宿までも15分程度。駿河台キャンパスまでも1時間程度。23区外まで来れば、家賃もグッと下がります。
(3)笹塚
3・4年で駿河台に通うことを考えると、「できれば中間に」と考えるのは自然なこと。通学時間を短くしたいのなら、オススメするのは笹塚です。和泉までは徒歩圏内ですし、駿河台までは、都営新宿線に乗り入れているので、神保町まで行けば1本。駅北側には庶民的な商店街が広がっていますし、駅の南側の物件を選べば、下北沢で遊ぶという選択肢も出てきます。