総合ディスカウントストアのドン・キホーテが1月26日に発売した、「プロテクトイオンヘアードライヤー」が話題を呼んでいる。理由はずばり価格だ。業界最大級の風量をうたい、価格は税込み8618円に抑えた。同等の風量を備えたダイソン製品の場合、実売価格は4万円以上もする。
この価格を実現できた理由は、ドンキが独自に展開するPB(プライベート・ブランド)「情熱価格プレミアム」にある。メーカーと連携して独自に製品開発を行い、生産ラインはメーカーの余剰ラインを活用することで、コストを大幅に抑えた。
ドンキは昨年も6万円を切る激安4Kテレビを発売。1週間で3000台が完売し、第2弾も予約が殺到した。大人気のPB家電について、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんが解説する。
「近年、ドンキだけでなくヤマダ電機やノジマなどの家電量販店も相次ぎPB家電を発売しています。PB家電を展開している家電量販店は、ドンキのようにメーカーと連携する場合もありますが、自社で独自に製品開発・販売を行う場合もあります。他製品と比べて価格が安く抑えられるため、近年人気が高まっているのです」