買い物でもらったレシートを、あなたはどうしているだろうか? 「すぐに捨てちゃう」「合計額だけ家計簿に書いたら、ポイ」「そもそも受け取らない」なんて人は、貯まらない予備軍かもしれない。
レシートは、出費のムダを減らす最強ツールだと語るのは公認会計士の平林亮子さん。
「レシートには買った日時、品物、金額、店名、ポイントや支払い方法まで正確に記録されています。わざわざ家計簿に写さなくても、眺めるだけでいい。書き忘れたり、書きたくない出費をごまかしたりできないので、気づかなかったムダや、見て見ぬフリをしていた出費に気づけます」(平林さん、以下「」内同)
だが、レシートはもらったらすぐ捨ててしまう人も多い。写真のレシートは、家計をやりくりする3人の主婦に提供してもらったうちの1枚だが、普段は彼女たちも「合計金額しか見ない」と、出費の内訳までは振り返らないという。そこで試しに、見直してもらったところ、自分の小さなムダに気づき、苦笑い。
たとえば、東京都在住の主婦・Tさんのレシートをクローズアップしてみると…。
・キットカット紅白パック 258円
・明星 一平ちゃんポン酢鰹 99円
・マルちゃん 受験生ホット 108円
・ミツカン おむすび山 118円
・ひとくちクリームパン 89円
・シマダヤ鉄板麺縁日ソース 188円
・メイトー万次郎かぼちゃプリン 129円
などのように、夜食やおやつの出費が目立った。
「受験勉強中の息子のために何かしたいと、夜食やおやつを言われるがまま購入。でも買いすぎだよね。財布はやせて息子は太っちゃう!?」(Tさん)