モノが片づけば、自分の持っているモノを把握することができるため無駄遣いが減る。「収納場所がないことを片づけられない理由にしている人が多いですが、関係ありません。デッドスペースも収納場所になるので、一度家の中を見直してみましょう」と話すのは整理収納アドバイザーの資格を取得し、自身も無駄遣いが減ったという館山花子さん。今回は、「突っ張り棒」を使った片づけ術を紹介しよう。
モノが多いのに、特にしまう場所が少ないのが玄関、トイレ、キッチンなど。まずは玄関から見てみよう。
「玄関で溢れやすいのは傘。しまう場所に困っているという人は突っ張り棒を使ってみましょう。下駄箱に突っ張り棒を吊るせば、傘掛けになります。ただ、本来の片づけのルールとしては家族の人数分の本数の傘だけを持つことが望ましいので、突っ張り棒にかかりきらない量まで増えたら1本処分するなどのルールを決めておきましょう」(館山さん「」以下同)。
ほかにも下駄箱の扉の裏側にタオルハンガーを付ければスリッパラックに。フックをつければ、キーなどの小物掛けとして活躍する。
トイレは棚や専用の収納がある家はいいが、全く収納がなくて困っている人も少なくないだろう。ここでも突っ張り棒は便利だ。
「天井に2本の突っ張り棒をくっつけて、その上にワイヤーネットをのせたら立派な棚の完成。トイレットペーパーのほか、掃除グッズなども置くことができます」