稼げる主婦になるために強い味方となるのが「資格」。現在、日本には国家資格や公的資格、民間資格など合わせると約6000もの資格があるという。資格があれば、子育てを終えてから再就職しようとする時にも有利に働く。では、主婦が働くのに必要な資格にはどんなものがあるのか。
ここでは、男性の取得率が高いため、女性の有資格者が引っ張りだこで、就職に困らない“穴場”な資格から、自宅で独立開業できる資格まで、主婦でもしっかり稼げる資格を6つ紹介しよう。
国家資格/宅建(宅地建物取引士)
不動産会社1事業所で働く職員の、5人に1人以上に有資格者の設置が義務付けられている国家資格。高齢化に伴う住宅の売却や中古住宅の活性化を背景に、不動産取引に精通したこの専門資格は、今後ますます需要が高まりそう。特に不動産仲介ショップでは接客や物件案内も多いため、女性有資格者へのニーズが高い。資格手当も期待できる。
【稼げる度★★★☆☆】不動産仲介ショップで働く際、女性で宅建士だと採用されやすい。正社員なら手当がつく、パートなら時給が上がることも。
【難易度★★★☆☆】合格率は15~17%。難易度が高いため、業界でも宅建取得者は貴重な存在。独学より、専門学校や通信講座で学ぶ人が多い。
国家資格/乙種第4類危険物取扱者
通称“乙4”と呼ばれ、国内で使われる危険物(引火性液体など)の約8割の取り扱いと保安監督ができる。ガソリンスタンドやタンクローリーの運転手、ビルの管理業務、各種工場などでの需要が高い。男性の取得率が高いので、女性でこの資格があると就職に有利。実務経験を2年以上積めば、さらに上の「危険物取扱者甲種」の取得も可能。
【稼げる度★★★☆☆】危険物取扱者の女性は100人中4~5人程度しかおらず、貴重な存在。パートやアルバイトなら時給は上がり、社員なら手当がつく。
【難易度★☆☆☆☆】専用のテキストを勉強すればいい。国家資格でありながら合格率は約40%と高い。試験の詳細は消防試験研究センターHPで。