バブル世代がアラフィフを迎えている。定年も視野に入ってくる頃、それなりに健康には気を遣うが、気が若いのもこの世代の特徴だ。そんなバブル世代の言動に嘆息する下の世代も少なくない。
四年制大学を卒業し、大企業でバリバリキャリアを積んできたアラフォー独身女性の美恵さん(仮名・42歳)のカレは、10歳年上の大手マスコミ社員(バツイチ)。まさにバブル世代だ。交際を始めたのは10年ほど前で、今や珍しくない年の差カップルだが、美恵さんは「自分が20代、30代のときと、40代のときではワケが違う」と言う。
「例えば20代後半の女と40代の男って、“全然アリ”なんですよね。男は仕事でいちばんいい時で、体力的にもまだまだ遊べるし、魅力的。でも、今度はこちらが40代になった時、相手は50歳超え。会社人生のカウントダウンが始まり、最近 “退職したらどうして生きていこう…”みたいな暗いつぶやきがこわい」(美恵さん、以下「」内同)
美恵さんはカレの“周囲の見えなさ”をボヤく。
「老後の収入が気になるんだったら、まず、今あるお金を使わなければいいのに、車とか時計なんかにはお金をかけずにいられないようです。家具も『ル・コルビジェ』のソファセットとか、とにかく高級ブランドが大好き。さらに、キャバクラばっかり行っているから、常にお金がない。そういうお金の使い方をみると、“バブル世代だなあ”って思います。皆が皆ではないでしょうけれど、中途半端にマスコミで役職とか持っていると、年収もそこそこあるだろうし、生活は変えられないんでしょうね」