中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「おっさんが学生様に奢る飲み会」に参加して感じた有意義なお金の使い方

中川氏も参加した「おっさんの全オゴリで学生様にタダ酒を飲んで頂く会」の様子

 お金の使い方は数あれど、「これは有意義なお金の使い方だった……」としみじみ振り返る体験を最近したのはネットニュース編集者の中川淳一郎氏だ。中川氏は4月17日に東京・渋谷で行われた「おっさんの全オゴリで学生様にタダ酒を飲んで頂く会」に参加。そこで感じた「お金の使い方」について考察した。

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「おっさんの全オゴリで学生様にタダ酒を飲んで頂く会」とはまさにタイトル通りで、ライターのヨッピー氏が以下のようにツイートしたのが開催のきっかけです。

〈えらいおっさんが壇上から話をして学生が聞いてる、みたいなイベントたくさんあるけど「我々みたいな老害が若い学生様のお時間を頂くのだからむしろ我々がお金を払うべきでは?」みたいな話に賛同者がたくさん出たので「おっさんの全オゴリで学生様にタダ酒を飲んでいただく会」みたいなの近々やります〉

 私も「おっさん」側としての参加をヨッピー氏から打診され、「ぜひ!」と快諾。他にもネットで存在感のある「おっさん」が10人が結集し、無事開催が決定しました。当日を楽しみにしていたのですが、参加してみたところ、皆が幸せになる空間になったうえ、しみじみと有意義なお金の使い方をしたな、と思いました。

 ヨッピー氏が応募フォームを作ったところ、40の枠に1052人から応募があり、残念ながら抽選となりました。その時判断材料にしたのは「話したいおっさん」と「ひとこと」です。例えば、私の名前を挙げてくれ、「編集者志望」や「コピーライターになりたい」といった、私自身のこれまでの人生と関係あることを知りたいであろう方を私は選びました。

 当日は渋谷の某居酒屋チェーンの座敷を貸し切り、「おっさん」10人と「学生様」40人が宴会をしたのです。「話したいおっさん」1名と「学生様」4人が1セットとなり、最初の1時間(20~21時)は基本、そのメンバーで歓談し、21時からは移動自由の2時間一本勝負。

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