効率的に運営することにより、低運賃でサービスを提供しているLCC(ローコストキャリア)。今やサービスも、シートも機内食も充実中だ。LCC各社のサービスを享受するためには、それぞれがどこを運航しているのかなどの特長を知る必要がある。ここでは8社のLCCの特長をそれぞれ紹介しよう。
【ジェットスター・ジャパン】
2012年7月に国内線を就航し、2015年2月からは国際線の運航も開始。現在は国内12都市17路線、国際4都市線を1日約100便運航している。昨年6月には「東京(成田)―中国(上海)」、12月には「東京(成田)―宮崎」を就航。グループ会社も多く、日本に乗り入れている。
【エアアジア・グループ】
中部・東海と北海道を結ぶ「エアアジア・ジャパン」など、飛行時間4時間以下の短中距離を運航する「エアアジア」と、4時間以上の長距離を運航する国際線の「エアアジアX」がある。グループ全体では200機以上の機体を保有し、26か国、130以上の都市に就航している。
【ピーチ】
3月に6周年を迎え、制服もリニューアル。今年からAI(人工知能)を活用し、サイトに寄せられる質問に英語、中国語など7か国語に対応するチャット専用自動応答システムを導入。2025年の「大阪万博」誘致活動にも力を入れるなど、常に新しい試みを続けている。
【バニラエア】
台湾路線に強く、成田、沖縄、関西、福岡から台北へ就航しており「東京(成田)-台北(桃園)」は1日4往復と最大の便数を誇る。3月からは「福岡―台北(桃園)」も就航。朝出発で帰りは夕方発のため0泊弾丸ツアーも可能。「東京(成田)―セブ」の定期便は日本の航空会社初。