充電したばかりで使った覚えもないのに、気づくとバッテリーが減っている…。月々のデータ通信を使いすぎるのもバッテリーを消耗するきっかけになる。とはいえ、「1GB(1ギガバイト)などとよく耳にするけれど、何のことだかわからない」「何がどれだけできるのか…?」という人も少なくない。
そもそもGB(ギガバイト)とは、コンピューターで扱われるデータの量(サイズ)の大きさを表す単位。1バイトはアルファベット1文字分のデータ量で、1GBは10億バイトとなる。私たちは、GBを使って、スマホでネットを見たり、メールを送ったりしているわけだ。
「私たちは契約時に、何GBにするかを選んで、スマホを購入しているのですが、バイト数が大きいほど、たくさん通信をすることができます。動画を見すぎた時などに、“残り1GBとなりました”などと通知が来ますが、契約したデータ通信量を使い切ってしまうと、通信速度が制限され、動画の表示やアプリなどのダウンロードに時間がかかるようになります」(ITライター・太田百合子さん)
スムーズに使えるようにするためには、料金を支払い、使用可能なデータ通信容量を追加することになる。
ちなみに、1GBでできることは、ショップサイトの閲覧/約500~1万回、メールの送受信/約2000通、ニュースサイトの閲覧/約3000~6000ページ、ツイッターやFacebookの閲覧/2000回以上、LINE音声通話/約2000分、動画再生/約4.5時間(1日9分間)、メッセージアプリのやり取り/約40万~50万回…、などである。
「追加料金を支払えば、使えるデータ量を増やすことができるのですが、ゲームや動画を頻繁に利用する人は、どんどんデータ通信量を追加していくと、その分だけ、毎月のスマホ料金もかさんでしまいます。また当たり前ですが、それだけたくさんスマホを使えば、その分、バッテリーも消耗してしまいます」(同前)
データ量の追加は携帯会社によって異なるが、1GBあたり1000円が目安だ。
※女性セブン2018年5月10・17日号