転売目的のコンサートチケットを多数扱っていたとされる『チケットキャンプ』のサービスが停止したのが2017年12月のこと。それから約半年が経ち、チケット売買の状況はどう変わったのだろうか。
主に女性アイドルのコンサートに多く通っているという30代の男性Aさんは、ここ半年くらいでチケットが格段に入手しづらくなっていることを実感しているという。
「まず昨年9月末に、原宿の竹下通りにあったチケット販売店が閉店したんです。ここは、ハロー!プロジェクト系やジャニーズ系のチケットを多く扱っていて、公演当日にもチケットが売られていたので、すごく助かっていたんですが、閉店したことでかなり厳しくなりました」(Aさん)
そして、昨年11月にはヤフオク!が転売目的のチケットの出品を禁止すると明示するようになり、いわゆる“転売業者”による出品が激減した。
「転売目的ではないチケットは出品されていますが、数が少ない。また、そもそもアーティストサイドでチケットの売買そのものを禁止しているケースが多いので、“転売業者”による出品ではなかったとしても、転売目的だということで通報され、出品取り消しになることも多い。出品数が少ないから、その分チケットも高騰していて、落札するのも大変になっています」(Aさん)