全国に470店舗以上を構える人気うどんチェーン「はなまるうどん」。今年4月に発表された2018年2月期の売上高は270億5700万円、前年同期比13.3%の増収と業績も絶好調だ。好調の秘密について、外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏はこう分析する。
「グループ企業である『吉野家』とのコラボ企画『はしご定期券』を筆頭に、様々なキャンペーンを断続的に実施したことで、リピーターを増やすことができたことも要因となっているでしょう。そして、なんといってもメニューのバリエーションが豊かな点が、消費者に支持されているのだと思います」
はなまるうどんでは『ぶっかけ』(中400円、税込み以下同)、『温玉ぶっかけ』(中400円)、『ざる』(中400円)、『きつね』(中400円)などの定番系のうどんと、『塩豚おろしぶっかけ』(中550円)、『牛肉おろしぶっかけ』(中550円)、『塩豚ねぎうどん』(550円)などの“肉系”のうどんが、2本の柱となっている。
「定番系は小300円、中400円、大500円、肉系は小450円、中550円、大650円と、基本的に値段が2パターンになっていて、わかりやすい。また、それとは別に『かけ』は小130円、中230円、大330円、『おろししょうゆ』は小200円、中300円、大400円、とさらに安いメニューもあるので、安く済ませたいときはそちらを選ぶことができます」(小浦氏)
限定メニュー・そうめんは「結構コシがある」
困ったときは、はなまるうどんで昼食をとるという都内の30代男性会社員Aさんは、基本的に「小」を注文するという。
「うどんも美味しいのですが、やはり天ぷらなどのサイドメニューも魅力的。うどんは小にして、天ぷらやコロッケなどを注文します。『ちくわ磯辺揚げ』(110円)と『とり天』(140円)、あとは『北海道男爵コロッケ』(120円)もよく食べます」