ドライバーにとって、休憩場所としてはもちろん地域の特産グルメも楽しめる場所となっている「道の駅」。1993年に全国103か所でスタートし、現在は1145駅にも上る。
地図の通り、都道府県別に見ると最も数が多いのは、広大な面積を誇る北海道の122駅。次いで多いのが、実験を始めた「発祥の地」のひとつである岐阜県の56駅となっている。ちなみに最も少ないのは「八王子滝山」1駅の東京都であり、道の駅が地方創生の拠点であることに改めて気づかされる。
最も大きいのは栃木県壬生町にある「道の駅 みぶ」。敷地面積52.4ヘクタール。東京ドーム10個分以上の広さを誇る。
最北端の「わっかない」から最南端の「いとまん」まで全国津々浦々にある道の駅だが、週末に大混雑するような一大人気スポットもあれば、そうでないところもある。実際、スタートから5年後の1998年には5倍近い470駅、20年後の2013年には1000駅を突破するなど急速に普及したものの、なかには登録抹消されたケースもあるという。
※週刊ポスト2018年7月13日号