例年よりも早く真夏日を迎え、今年は長い夏を過ごすことになりそう。それにともないエアコンの稼働率も上がりそうだが、「もったいないから、使えるうちは買い替えない」と、節約のつもりで古いエアコンを使い続けると、かえって電気代を損する可能性がある。
家電コーディネーターの戸井田園子さんが言う。
「エアコンは使用頻度によっては20年以上もちます。しかし、古いエアコンほど省エネの性能が低く、電気代がかかります。2000年前後までに省エネ化が大幅に進み、現在売られているものと比較すると2割近く電気代が違う。
まだ使えると思っても、15年以上前の製品であれば買い替えた方がお得です。ちなみに、10年以内の製品でも1割程度の差がでます」
また、安価なエアコンほど省エネ性能が低いため、買い替える場合は1つ上のランクの製品を選ぶ方が、長期的に見るとお得になる場合もある。
「前回の買い替え時は懐に余裕がなくて安い機種を選んだけれど、今はもう少しランクを上げられるのであれば、迷わず買い替えることをおすすめします」(戸井田さん)
※女性セブン2018年7月19・26日号