2017年の訪日外国人数は2869万人で過去最高を記録(日本政府観光局・JNTO調べ)。このまま推移すると、2018年は3000万人突破が見込まれる。外国人労働者の数も2017年は約128万人と過去最高を記録(厚生労働省調べ)。東京五輪が開催される2020年にはさらに増加が見込まれるが、あなたの“おもてなし”マナーは大丈夫?
日本人にはちょっと意外な世界の習慣&エチケットで予習を! 身近な国である中国、韓国、タイのマナーを紹介しよう。
【中国】食事に招かれ、出されたものを全部食べちゃダメ!
ゲストには余りある料理でもてなすのが中国流おもてなし。これに対してゲストは、少し皿に料理を残すことで「おいしい料理をお腹いっぱいいただいて、満足です」と謝意を示すのが正解。つまり、残すのが礼儀にあたる。全部食べると「まだ足りないからもっと持ってきて」と受け取られることも。
【韓国】目上の人がその場にいる時は喫煙NG。お酒を飲む場合は横を向き口を覆って
儒教の教えが生きる韓国では、目上・年長者へのリスペクト“仁”がマナーの基本。目の前でたばこを吸うのは御法度。とくに女性が喫煙するのは“下品”の極みと見なされる。酒席では、年長者のお酌は両手で受け、目立たないように飲むのがルール。
【タイ】従業員などのミスをほかの人の前で叱ってはいけない。公然と恥をかかせるのは最大の侮辱に
誇り高く、人前で辱めを受けることを何より嫌うタイ人には、たとえ従業員や部下が仕事でしくじっても、日本式に公然と叱ってはいけない。「ばか野郎!」などと罵倒するのはもってのほか。翌日から仕事に来なくなる可能性が高い。必ず他人の目に触れないところで、1対1で冷静に話すこと。
※女性セブン2018年8月16日号