2017年の訪日外国人数は2869万人で過去最高を記録(日本政府観光局(JNTO)調べ)。このまま推移すると、2018年は3000万人突破が見込まれる。外国人労働者の数も2017年は約128万人と過去最高を記録(厚生労働省調べ)。東京五輪が開催される2020年にはさらに増加が見込まれるが、あなたの“おもてなし”マナーは大丈夫?
日本に来た外国人と接するときに、はたまた海外に行ったときに困らないために、日本人にはちょっと意外な、イタリア、ロシア、ドイツ、イランの習慣&エチケットを紹介しよう。
【イタリア】パスタを食べる時にスプーンを使うのは「フォークを使えない子供だけ」
イタリア人によると「パスタにスプーンを使うのは、子供だけ」という。大人たちは、皿の上でパスタをフォークでクルッと巻いて食べる。ちなみに、反時計回り(左回り)にフォークを回して巻くと、不幸になるという言い伝えがある。
【ロシア】ウオツカの空き瓶は床に置く
死因の約3割が「ウオツカ」といわれるロシアでは、勧められたウオツカは一気飲みするのが礼儀。そして空き瓶は、必ず床の上に。テーブルに置きっぱなしにするのは、不吉と信じられている。
【ドイツ】鼻をすする音は「最低最悪の音」、欧米ではゲップもNG
鼻をすする音は、ドイツ人にとって耐えがたい、イヤな音らしい。つねにティッシュペーパーやハンカチを持ち歩き、鼻水が出そうになったらすぐにかむのがマナー。欧米では、ゲップも嫌われるマナー違反。
【イラン】男性が、人妻を夫の目前で「きれいですね」とほめてはいけない
イランに限らず、男女の接触に厳格な中近東のイスラム教国では、たとえ社交辞令でも、他人の妻をほめたり関心があるととられる行為は避けるべし。また握手も、相手から求めてくるまでは待つようにすること。
※女性セブン2018年8月16日号