終戦直後にスタートした定期観光バスのパイオニア「はとバス」が、今年70周年を迎えた。今や都内のひとつの風景と化した黄色いバスのはとバスにまつわるトリビアを紹介しよう。
【「はがきチェック会議」が毎月1回開催される】
はとバスでは印刷物にはがきを付けて常に利用者の声を集めている。返信は毎月500~600通に及ぶが、社長、専務、各部署の責任者が必ず目を通している。
【社長も社員も毎日はとバス通勤】
観光用と同じ黄色いバスが、JR大森駅付近などから1時間に2~3便、本社へピストン運行している。社長も社員も毎日はとバスに乗って通勤しているのだ。
【ナンバープレートを見ればバスの導入年がわかる】
約130台あるバスは、ナンバープレートの最初の数字が導入年を示している。8から始まる数字なら2018年導入。ちなみに約10年間で新車と入れ替えられる。
【怪談の季節には必ずお祓いを受ける】
夏の名物コース「講談師と行く怪談ツアー」の開始を前に、毎年7月、運転士やバスガイドなどの代表者が四谷於岩稲荷田宮神社で必ずお祓いを受ける。過去に怪談ツアーで体調不良を訴えた社員がいたことから始まったという。
※週刊ポスト2018年9月21・28日号