キャリア

空いてるスペースを有効活用、「駐車場シェア」のメリット・デメリット

駐車場の空き時間がお小遣いに変わる(写真はイメージ)

 マイカーを使わない時だけシェアできるマイカーシェアリングサービスと同じように、自己所有の駐車スペースを不在の時だけ他者に貸し出すことのできる駐車場シェアサービスも、利用者を増やしつつある。代表的なサービスには「akippa」や「軒先パーキング」などがある。

 駐車場を借りたい利用者はあらかじめ利用者登録をして、借りたい場所と日時を指定して予約するだけ。クレジットカード決済が主流で、予約が完了した時点で決済されるため、駐車場オーナーとのメッセージでのやりとりなどは不要なのが一般的だ。

 駐車スペースを貸したいオーナー側は、駐車場の写真をアップロードして貸し出せる日程・時間を設定する。例えば「毎日10:00~16:00」といった具合に登録するのだ。

 貸し手としてこのサービスの恩恵を最も受けることができるのは、マイカー通勤者だろう。特に人気スポット周辺など利便性の高い場所の近くに住んでいれば、駐車スペースを探しているユーザー(借り手)も多い。近隣のコインパーキングより安い価格を設定しておけば、高い確率で利用してもらうことが期待できる。

 このサービスを利用して自宅の駐車スペースをシェアに出しているというパート主婦の佐久間さん(仮名・50代)は夫の出勤時間から帰宅までの間、駐車場を貸し出している。

「はじめは家に知らない人の車が駐車されることを不安に思いましたが、利用してくれる方がずっとその場にいるわけでもないですし、何度か利用していただいているうちにその不安もなくなりました。夫が仕事中に空いた駐車スペースが他の人の役に立っていると思うとうれしいですし、何もしなくてもお金になっているので助かっています」(佐久間さん)

 1か月あたり数千円から1万円ほどの収入になるという。大きな収入ではないが、特に手間もかからないため「いいお小遣いになっている」と語る。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。