またしても生活関連商品やサービスの値上げである。今年は春から冷凍食品や納豆、ビールなどの食品に嗜好品、公共料金まで、幅広い分野で値上げが実施され、家計に打撃を与えた。これでひと息つくと思っていただけに、ダメージは大きい。
「これでは、ちょっとやそっとの節約では追いつきません」と、節約アドバイザーの丸山晴美さん。そこで節約の達人に、家計を助ける節約ワザを聞いた。
まずはパンから。小麦粉や乳製品などの価格上昇を受け、食パンや菓子パンが7月から値上げされている。具体的には、山崎製パンのロイヤルブレッドは約3%、敷島製パン(PASCO)の超熟は、3~4%値上げしている。
「食パンは割安価格のPB(プライベートブランド)を。大手メーカーが卸値を値上げしても、店頭価格を抑えようとしている西友のようなスーパーもあります。食パンは冷凍保存できるので、安い時に多めに買っておくのも◎」(丸山さん)
人気のさば缶・ツナ缶はどうだろうか。原材料の高騰からマルハニチロではさば缶を9月から値上げし、はごろもフーズは11月1日出荷分から、きはだまぐろが主原料のツナ缶を値上げする。マルハニチロの月花さば水煮(200g)は、270円から297円に。はごろもフーズのシーチキンLフレーク(70g)は、194円から205円になる。
「ただし、ツナ缶の中でもかつおが主原料の『シーチキンマイルド』などは値下げ。70gの場合184円が173円になります」(丸山さん)