これで一攫千金の夢を抱く人が増えるのか──。10月24日から、ほぼすべての宝くじが、ネットで購入できるようになった。
これまで、宝くじのネット販売は、みずほ銀行や楽天銀行などの一部の銀行のインターネットバンキング契約者のみが可能で、ナンバーズやロトなどの数字選択式のくじが対象だった。しかし、24日以降は、宝くじの公式サイトにおいて、数字選択式はもちろん、ジャンボ宝くじなどの購入も解禁。スクラッチ式をのぞくほぼすべての宝くじが、オンラインで購入できるようになった。
購入するには、宝くじの公式サイトでの会員登録が必要で、支払いはクレジットカードで行う。また、購入額100円につき1ポイントの宝くじポイントが貯まり、1ポイント1円として宝くじ購入に使うこともできる。当せん金は、登録した銀行口座に自動で振り込まれる。
今回のネット販売の大幅解禁の背景には、宝くじファンの減少があるという。宝くじの年間売り上げはピークの2005年には1兆1047億円だったのが、2017年には7866億円に減少している。ネットで手軽に購入できるようにして、宝くじ人気を復活させたいという思惑もあるのだ。SNSを見てみると、
〈宝くじのネット購入はじめてやってみた〉
〈初めて、ネットで宝くじ買ってみた笑〉
〈ネット販売が始まったということで、人生で初めて宝クジを買った〉
など、ネット販売が開始したことで、初めて宝くじを購入したという声もあり、宝くじファン獲得には少なからず好影響をもたらしそうだ。