「単元株数」とは株式売買において最低限必要な株式数で、たとえば単元株数100株で1株1000円の株なら10万円が最低売買単位となる。かつては「単位株数」と呼ばれていたが、株価上昇によって売買単位の引き下げを求める声が強まるなか、1単位当たりの純資産額が5万円以上でなければならないという制約があったため、2001年の商法改正で廃止。以降、売買単位を会社が自由に決めることができる「単元株」制度が導入された。
しかし、単元株数が複数存在することで投資家に混乱を招く面も指摘されており、全国の証券取引所では2007年11月より単元株数を100株に統一する動きを進めている。現在は100株と1000株の2種類に集約され、上場会社の約73%が100株単位となっている。また、個人投資家が投資しやすい投資単位として1単元当たり50万円未満に抑える取り組みも進められ、今後は2018年10月までに100株に統一される見込みだ。