「利益を小さくコツコツ積上げてきたのに、一瞬にしてパーにしてしまう」ことは、トレーダーの成長過程では、決して珍しいことではなく、よくあることです。
それは気持ちの持ち方によって、直すことが可能です。
手堅くコツコツと利益を積み上げていくと、だんだんと自信がつき、さらに過信となって、今までならこの相場どうも思ったのと違うと思えば、この勝負はいったん撤退だと、さらりと抜け出せたものが、執着しそして一瞬にして、折角積み上げてきた利益を吹き飛ばしてしまいます。
一番の原因は、トレーディングに非常に慎重な時もあれば、気が大きくなる時もあるといった感情にムラあるいは起伏があるためです。こうした感情のムラあるいは起伏ができないよう、平常心を保つことが大切です。
「投機をなす者、楽悲を戒む」という言葉があります。
要はトレーダーは、勝った負けたで一喜一憂せず、淡々とトレードすることが大切だということです。特に勝ったときに気が大きくなったり、負けている時に損失の大きさに漫然として損切れないでいることは、厳に慎むべきことかと思います。
トレーダーは、感情的にはならないよう、自らコントロールできるようになることが要求されます。
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