投資

全体相場が3割上がれば株価4倍超期待できる銘柄を専門家紹介

新興国の通貨不安に続いて、4月の消費増税が日本株にとってのリスク要因とも言われているが、そうした中で今後の株価上昇が期待できる銘柄はどこにあるのか。投資情報サイト「東京IPO」編集長の西堀敬氏が、銘柄選びのポイントとともに注目銘柄を解説する。

* * *
新興国からの資金引き揚げ(ドル回帰)の動きから一時的に円高となり、それを要因に全体相場の下落も考えられるが、そこは外需関連銘柄の狙い時となるだろう。日銀の異次元金融緩和の継続で内需は堅調に推移しそうで、中でも住宅やマンション、建設などの関連銘柄に株価上昇の期待が膨らむ。

小型株においては、全体相場の不調に伴い訳もなく売られたIPO(新規上場)間もない割安銘柄に見直し買いが入ると見ている。3月特有の期末の権利取り需要が発生する、人気の株主優待がある銘柄や高配当銘柄にも注目したい。

そうした中で、私が注目している銘柄のひとつが、日本株を主軸とする独立系投資顧問、スパークス・グループ(ジャスダック・8739)だ。同社の業績回復ぶりは凄まじい。アベノミクスの株高を受けて、2014年3月期第3四半期業績は、営業利益が前年同期5億7900万円の赤字から16億2200万円の黒字へ、経常利益も同3億7400万円の赤字から19億5000万円の黒字へと大幅な増益となった。

今後も、日銀の金融緩和は少なくともまだ2年は続きそうで、いわゆる過剰流動性相場も継続すると見ている。その中で、一番値動きが活発化するのは小型株。その小型株の運用が得意な同社は、自らの運用資産や成功報酬の増加が続いていくと予想される。

日本の不動産やメガソーラー発電事業などを投資対象とする実物資産の運用も、投資家や市場関係者の信頼を得ることで資産残高を拡大し、同社の事業ポートフォリオの柱のひとつへと成長しつつある。現在1万4000円台の日経平均が将来的に1万8000円まで上昇した暁には、現在200円台前半の同社の株価が1000円を超えてもおかしくない。

※マネーポスト2014年春号

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。