現金以外の支払い方法、クレジットカードや電子マネーなどで決済した場合にポイント還元するという政府による増税負担軽減策が検討されている。しかし、そこに異を唱える“現金族”からは、不満の声が挙がっている。
その中のひとり、日本サッカー協会元副会長で、1968年のメキシコ五輪で得点王に輝いた釜本邦茂氏(74)はこう語る。
「消費増税のポイント還元のために電子マネーやスマホをかざして電子マネーを……とか言うけれど、年寄り連中はそんなことができるんかなぁ。僕はようせんわ、そんな難しいこと。携帯電話でもガラケーを使っているし、スマホは扱いが厄介やからね」
釜本氏は仕事の出張の際などはカードを使うこともあるが、プライベートでは全て現金払いだという。
「僕はお店でもらえるポイント類も一切やっていない。店によってカードやポイント還元率が違うなんて複雑すぎて、そんな面倒臭いことはできませんわ。増税対策も同じ。後でポイントで返ってくるなんて言われても、限られた年金で生活する年寄りは喜ばんでしょう。