資格があればパートでも収入アップ、専業主婦からの再就職も目指すことができる。さらに、知識が増えれば余計な出費をしなくなり生活も楽になる。では、実際に資格を取得した人は、人生でどんな変化が起こっているのか。ここでは「医療事務認定実務者(R)」の資格を取得し、収入アップや再就職に活かした女性2人の実例を紹介しよう。
「医療事務」は、病院や診療所の受付・会計・レセプト(診療報酬明細書)の作成などができる資格。全国で使える資格のため、転勤や引っ越しにも対応でき、女性の再就職や転職、長く安定して働きたい人などにも人気だ。
4人の男の子を育てながら、約10年前に「医療事務」を取得したAさん(51才)。民間講座を使って9か月勉強した。資格を取ったことで、子育てと両立しやすい職場で働くこともでき、収入もアップに繋がった。
「医療機関の仕事ならなくならないどころか、高齢化社会が進んで働く機会が増えると思って取得。資格取得によりレセプト(医療報酬明細書)を扱えるようになり、それが評価されて公的機関でパートの職を得ました。残業もなく、子育てと両立しやすい職場で働けるのは医療事務の資格のおかげですね」
転職のため昨年「医療事務」を取得したBさん(52才)。公共職業訓練を利用し、6か月間勉強して同資格を取得した。
「正社員でしたが販売員は体力的に大変。そこで、患者さんをサポートする仕事内容に魅力を感じて、公共職業訓練で医療事務の講座を受講しました。面接は5か所受けましたが、50代だと大病院よりも診療所の方が優しく感じました。やる気と人柄も見てくれて、正社員で雇用。実務は試験勉強と違いハードですが、やりがいはありますね」
AさんとBさんの2人は、資格取得で収入アップや再就職を実現させた。
※女性セブン2019年1月31日号