占いはスピリチュアル鑑定と合わせて1~2兆円の市場規模。これまで爆発的ブームが2度あり、今ふたたび、第3次ブーム(*注)を起こしているのがインターネットを介した“ネット占い”だ。占いサイトやアプリの利用者は1000万人以上で、ウェブ受付型の電話占いは今や“現代のよろず相談所”になっている。
【*注:戦後の1961年~の第1次ブーム(易、手相)、1979年~の第2次ブーム(天中殺、六星占術)に続く、2000年~の占いブーム】
玉石混交の占いサイトが乱立するなか、ネット占いで失敗しないためには、どんなタイプがあるのか知っておく必要があるだろう。
占術は、西洋占星術、マヤ暦、インド占星術、サビアン占星術、タロット占いなどから、四柱推命、九星気学、紫微斗数、易まで枚挙にいとまがないが、現在のネット占いを大別すると、「占いコンテンツ&アプリ」「電話占い」「チャット占い」「メール占い」の4スタイルに分類できる。
ここではそれぞれの特徴を紹介しよう。
占いコンテンツ&アプリ
占いコンテンツは、有名占い師などの鑑定方法をプログラミングし、PCやモバイルの公式サイトで鑑定結果を表示するもので、アプリタイプもある。例えば、「高円寺の父・大清水高山」は、iOSとAndroidで楽しめる占いコンテンツ。東京・高円寺の路地裏で20年以上鑑定を続ける占い師が、悩みに応じたアドバイスをしてくれる。