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「子供部屋おじさん」問題 社会人が実家で暮らすそれぞれの理由

大人になっても実家暮らしをするそれぞれの理由とは?

大人になっても実家暮らしをするそれぞれの理由とは?

 社会人となり、自らの収入で生活できるようになっても、「自宅暮らし」を続ける人への風当たりが厳しいという。ネット上では、“実家の「子供部屋」に住み続けている独身の中年男性”を意味する「子供部屋おじさん」という表現が登場。派生形の「子供部屋おばさん」や、略語にあたる「こどおじ・こどおば」も生まれるなど、それぞれの立場を巻き込んだ論争となっている。

 働きながら実家暮らしをするためには、実家が職場に通勤可能な範囲にあるという立地条件が前提になる。「子供部屋おじさん」「子供部屋おばさん」当事者から、もっと若い世代、さらには自宅暮らしをする社会人に否定的な意見を持つ人まで、さまざまな立場の意見を聞いてみた。

一人暮らし20代女性「実家住みの男性は恋愛対象外」

 大学入学と同時に上京し、現在は都内で一人暮らしをしながら広告関連企業で会社員をしている女性・Aさん(25歳)は、実家住まいは「“あり”か“なし”かでいうと、なし」という意見。自身が単身で東京で生活の基盤を作り、自立した生活を送っているという自負がある。そのため、実家暮らしの男性には生活力の欠如を感じてしまうようで、恋愛対象から外してしまう、という。

「大学の頃から、少し気になる男性が実家住まいであると知ってしまった際、『どうせ付き合っても相手の家に気軽に泊まったり、遊びにいけたりできないんだろうな』と思って、自然と恋愛対象から外していました。

 職場でも30歳や40歳を過ぎて、今なお実家から通っている人がいます。介護など家庭の事情で戻った人は別として、そういう人はどこか頼りなかったり、仕事が出来なかったり、ハングリーさを感じなくて、グッとこない。マッチングアプリでは、“一人暮らし”“友人とシェア”など、相手の男性を居住ステータスから選ぶことが出来るのですが、“実家暮らし”の男性は検索対象から外しています」(Aさん)

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