新年度は新卒や転職入社、部署異動など、初対面の人と会う機会が増える季節。相手のことを知ろうと定番の質問を投げかけることもあるだろうが、必ずしも相手の方がコミュニケーションを望んでいないケースもある。そうした傾向は特に、若手社員に増えているようだ。最近、メーカーの営業職として転職を決めた20代の女性・Aさんは、こんな質問に困惑しているという。
「『週末って何してるの?』という質問、結構困るんですよね。正直に言えば、だらだらBL漫画を読んで、オンラインゲームをしているだけ。それを聞いてどうするんだろうと本気で思います」
Aさんいわく、この手の質問をしてくるのは、ほとんどがかなり年上の男性だという。そして、そういった男性には「家でゆっくりすることもありますけど、友人とランチして買い物することが多いですかね」と回答するという。そのココロは……。
「家で体を休めるのは、休みの日にすることとして“当たり前”のことなので、それ以上突っ込まれにくい。女性のランチやショッピングの話は、男性にとってはあまり興味がないはず。だからと言って頭ごなしに否定するわけにはいかないので、話がそこで終わってくれる。漫画やゲームの話をすると、『どんなの読んでる(やってる)の?』と薄っぺらく話が発展したりして、面倒くさいんです」(Aさん)
ちなみにAさんによれば、「家にこもってないでさぁ~、最近の若い子はジム通いも多いじゃない? 〇〇ちゃんも運動しなよー」という話から、「ジム自慢」「運動自慢」に持っていかれるケースも多いという。Aさんの“応戦策”はこうだ。