新年度が始まる4月は何かと飲み会が多い時期。しかし、「時間のムダ」「お酒が飲めない」「お金がもったいない」と、飲み会を嫌う人も少なくない。“パワハラ”や“アルハラ”といった単語が一般的になり、飲み会強制文化は廃れつつあるが、都内在住のYさんは先日、飲み会にまつわる理不尽な体験をしたという。
Yさんは都内のコンサル会社で中間管理職をしている40代の男性。Yさんを悩ませているのは、昨年Yさんが面接で採用したKさんという女性だ。Yさんがいう。
「ウチの会社は大卒が採用条件の1つですが、昨年応募してきたKさんは、これまでウチの会社では見たことがないような見事な経歴の持ち主でした。難関の国立大学を卒業後、超有名企業に就職経験があり、TOEICの点数を見ると英語も堪能なようでした」(Yさん。以下「」内同)
面接で話す内容も申し分なく、「落とす理由が無かった」というYさん。しかしYさんの下に配属されたKさんとのコミュニケーションには、気を遣わざるを得なかったという。
「Kさんが入社してすぐ、彼女の歓迎会をやるために都合の良い日を聞くと、『義務ですか?』『私はそういうものには出ません』と、あっさり断られました。驚きましたが、そう言われたら『そうですか』と言うしかないじゃないですか」
周囲にはその当時、「『参加しろ』って言ったらパワハラかな?」などと軽口を叩いていたYさん。当然それ以降はKさんを飲み会や歓送迎会に一切誘わなかったが、1年ほど経った頃、Yさんは上司に呼ばれることになる。