まもなく令和時代が到来。昭和と平成でジェネレーションギャップが存在したように、令和でも、“平成っぽい”など平成の当たり前が古臭く感じられる日が来るはずだ。そこで、令和時代への希望を込めて、昭和生まれと平成生まれ世代それぞれに、“令和ではなくなりそうなこと”を聞いてみた。
平成元年生まれの男性・Aさんは、コンビニにまつわる“常識”が時代遅れになる日が来るのではないかと想像する
「もう始まっていますが、コンビニでの成人本販売、24時間営業が信じられない時代は間違いなく来るでしょう。コンビニで働く外国人労働者が多くなったことが平成だとすれば、接客レスとキャッシュレスが進行するであろう令和では、『そもそもコンビニに人がいたんですね! 非効率ですよね。お客さんが来るかどうかわからない時間にお店を開けて、そのために人員を割くなんて“ムダ”ですよね。なんだか平成っぽいです』と言われかねない」
「テクノロジーの進化も見逃せない」と話すのは、20代後半の男性・Bさんだ。今や欠かせないスマホが、いずれ“平成っぽい”と言われるのではないかと想像する。
「平成を代表するテクノロジーは、僕にとってはスマホ。2010年にiPhone4を初めて買ってもらったときに大きな感動を覚えました。今では若者がPC離れを起きるほど、当たり前のツールになりました。20年後くらいには、令和生まれの若者に『スマホ? フリック入力? 今のデバイスレスの世の中には考えられない。ナニソレ』などと言われるのかもしれない」
そんなスマホ時代を象徴するのは、SNSやコミュニケーションツールの存在。昭和生まれのアラサー女性・Cさんは、「インスタグラム」「LINE」などが古いと言われるのではないか、と予想する。
「多くのSNSがあるけれど、なかでも“インスタ映え”は絶対に令和の若者に馬鹿にされそう(笑)。コミュニケーションツールとしては、私の学生時代は気になる男子とのメアドを交換するのがドキドキでしたが、今の若い子たちはそれがLINEのID交換になりましたよね。令和ではLINEに代わる手段で新しい青春が生まれるはず。何が来るのか、楽しみです」