キャッシュレス決済を使う人が急速に増えている一方で、不安を感じるなど、新しい波にすんなり乗り切れない人や、「現金主義」を貫く人も少なくない。
キャッシュレス決済をしたことがない人はなぜしないのか。女性セブンのメルマガ『セブンズクラブ』にて読者617人にキャッシュレス決済に関するアンケート調査を行ったところ、その理由として圧倒的に多かったのは、「現金主義だから」という回答だった(以下、「使いすぎが怖いから」、「クレジットカード類を持っていない」、「チャージなどの操作が面倒」、「使える店舗が限られている」、「パスワードを忘れた」と続く)。
「現金主義」という人の中には次のような意見がみられた。
「そもそもスマホを持っていないので無縁の世界」(64才・主婦)、「レジでお金の受け渡しをしながら店員さんとコミュニケーションをとるのが楽しみなので、現金払いがいい」(46才・パート)、「お札や小銭の方が、お釣りの計算などで脳を使えるので、ボケ防止になる」(58才・飲食)
一方でキャッシュレス決済をやっている人たちに、どんな場面でやっているかを聞いたところ、以下のような声が寄せられた。
「交通費の支払いやエキナカでのショッピング、コンビニで買う軽食は電子マネー。3万円を超える高額商品はクレジットカードを使っている」(55才・介護)、「スーパーの食料品など、金額の高くない物を電子マネーで購入」(71才・主婦)、「月々かかる公共料金や携帯電話代はクレジットカードで、電子マネーはお小遣い的な感覚でネットゲームや趣味の物を購入。QRコードはキャンペーン開催時に利用」(44才・パート)
キャッシュレス決済は確かにスピーディーで便利だが、確かに、お金を手に取り受け渡しをする楽しさが失われてしまうのも寂しいものだ。
※女性セブン2019年5月9・16日号