QRコード決済(スマホ決済)の普及などにより、着実に進みつつあるキャッシュレス化。その便利さと利点に期待する人もいる一方、不安や困惑を抱く人も少なくない。そこで、女性セブンのメルマガ『セブンズクラブ』にて読者617人に「今後、どんなふうにキャッシュレス決済をしてみたいか」アンケートを実施したところ、以下のような声が寄せられた。
●介護中の母を病院に連れて行く時のタクシーで利用したい。降りる時に財布をいちいち出さずに済むし、夜間は小銭も見えにくいのが楽になりそう。(57才・主婦)
●銀行や郵便局でお金をおろす手間が省けるので、離れて暮らす孫に小遣いを送金したい。手数料がかからないのもいい。(63才・パート)
●正しい知識を身につけて、ポイント還元をうまく活用したい。(42才・アパレル)
●出前を注文した時に玄関先で釣銭を待っている時間が苦痛だったが、それが解消されるそうなので利用したい。(72才・主婦)
このように、今後も様々な場面で活躍してくれそうなキャッシュレス決済だが、一方でQRコード決済をはじめとする新手の決済方法に不満を感じる人も少なくない。
たとえば、「スマホを使いこなせなくて、QRコードをうまく読み取れない」「スマホ画面に『パスワードを入力してください』と表示されても、パスワードを覚えていない」「慣れないことをするより、その場で現金で支払った方がラク」といった意見だ。
が、その一方で、キャッシュレス決済の便利さを実感している声が多かったのも事実だ。「財布から小銭をいちいち出さなくて済む」「ポイントがたまる」「月々の支払い額が一覧できる明細書を受け取れるので、買い物のたびにレシートをためなくて済む」等々。
新しいことを始める際には誰しも戸惑い、試行錯誤し、うまくいかないと面倒くさくなるが、それも、慣れてしまうまでの問題かもしれない。
※女性セブン2019年5月9・16日号