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【日本株週間見通し】日経平均高止まり 上値追いの材料乏しい

日経平均の上値トライは厳しいか

日経平均の上値トライは厳しいか

 投資情報会社・フィスコが、株式市場の7月8日~7月12日の動きを振り返りつつ、7月16日~7月19日の相場見通しを解説する。

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 先週の日経平均は6週ぶりの反落となった。5日のNYダウが5日ぶりに反落したことを受けて、週明け8日の日経平均は3営業日ぶりの反落でスタートした。上場投資信託(ETF)による分配金の捻出目的の売り観測やアジア株の軟調で、前週末比246.81円安の21499.57円まで下げ幅を広げる場面があったが、日銀のETF買いもあり、日経平均は21500円台で大引けた。

 週明けのNYダウも利下げ期待の後退を嫌気して続落となる一方、9日の日経平均は小反発した。10日に予定されるパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言の内容を見極めたいとの思惑から、買いの手は限られたが、1ドル=108円台後半の円安が全般相場を下支えした。

 FRB議長の議会証言が引き続き意識されるなか、NYダウは9日にかけて3日続落となり、10日の日経平均も反落した。前日比プラス場面もあったが、前日発表された6月工作機械受注額(速報値)が2年8カ月ぶりに1000億円を下回ったことでファナック<6954>など設備投資関連株が売られ、見送りムードが強まった。

 注目されていたFRB議長の議会証言を受け、今月末のFOMCでの利下げが意識されたことから10日のNYダウは4日ぶりに反発に転じた。ナスダック総合指数は史上最高値を更新し、S&P500指数は一時3000ポイントの大台を上回りザラ場での過去最高値を更新した。これを受けて11日の日経平均も反発した。一時1ドル=108円を割り込む円高場面があったものの、後場にかけて円高進行が一服すると、日経平均は上げ幅を広げる展開となった。

 こうしたなか、新型携帯専用ゲーム機を発表した任天堂<7974>が年初来高値を更新、千代田化工建設<6366>に代わって日経平均採用銘柄となったバンナムHD<7832>がストップ高となるなど個別株の動きが話題となった。

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