「自分は特別」「自分は正義」と言わんばかりに“口撃”してきたり、振り回してくるなど、やっかいな同性の存在に悩む女性は少なくない。そんな、嫌~な女たちへの対処の仕方を精神科医と心理カウンセラーがアドバイスする。
“嫌な女”の言動にはある特徴がみられる。それは、人より優位に立とうとしたり、人を支配しようとすることだ。
「これらの行動原理には、いちばんになりたいという願望があります」と、心理カウンセラーの石原加受子さんは指摘する。
「彼女たちは、人生の価値基準を“勝ち負け”においています。しかしなぜ勝たなければならないのか。それは自信がないから。人に勝たないと認めてもらえないと思っているんです」(石原さん)
そのため、反論してこなさそうな相手をターゲットにするケースが多いという。
「場の調和を大切にする“いい人”ほど、嫌な女につけ込まれやすい。攻撃されていると感じたらがまんせず、まずは自分の意見を言うようにしましょう」(石原さん)
例えば喫茶店で「あなたもコーヒーでいいでしょ?」と決めつけられても同意せず、あえてメニューをゆっくり見て選ぶなど、小さなことからでいいので、「言いなりにはならない」という意志表示をすることが大切。空気を読む必要はない。ただし、やり返そうとしてはダメ。あくまで屈しなければいいのだ。精神科医の片田珠美さんが語る。
「嫌な女たちは何を恐れているのか、何に劣等感を抱いているのか、言動の裏側に必ず見えるはずです。そこを把握しておけば、何を言われてもスルーできるはずです」