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“お年玉スルー”をする大人たちの本音 「課金ガチャに使われても…」

親戚の子どもに「お年玉スルー」する大人たちのそれぞれの事情

親戚の子どもに「お年玉スルー」する大人たちのそれぞれの事情

 新年の恒例行事ともいうべきお年玉。子どもたちは年に一度のお楽しみを心待ちにしているだろうが、大人たちにとってはなかなかの出費でもある。

 住信SBIネット銀行の調査では、「お年玉をあげる予定がある」人は全体の67.8%、平均支出額は2万6642円。金額の相場は小学校低学年で3000円、小学校高学年で5000円、中学生は5000円か1万円が多かった。お年玉の出費は意外に馬鹿にならないだけに、“お年玉スルー”をしたい大人たちも少なくない。そう考える人たちには、それぞれの事情があるようだ。

 40代の男性会社員・Aさんは、既婚者だが子どもはまだ小さい。自身は5人兄弟で親戚の子どもたちも多く、これまではお年玉を渡すことも年始のイベントの一つと考えてきた。だが、自身の転職や持病の悪化から収入が減ってきている状況で、お年玉は正直厳しいと明かす。

「お年玉は子どもにとって大切な行事だと思いますし、親戚の子どもの喜ぶ顔と成長を見られるのも楽しみでした。ここ数年、お年玉の予算総額は約5万円。子どもたちのためならと思っていましたが、最近、金銭面でも個人的にいろいろあって、正直痛い出費だと考えるようになりました。少なくとも成人まで、これからどんどん金額も上げざるを得ないわけですし……。

 私の子どももじきに教育費がかさみます。今後、不安定な収入のなかでお年玉を捻出できるかどうか自信がありません。本当に悩みの種になっています」(Aさん)

目の前で無駄遣いされたようで複雑な気持ちに

 30代の男性会社員・Bさんは、お年玉をあげたくないということもあり、年末年始に実家に帰らないという。

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