結婚発表と株安の相関は？（優香公式ブログより）
6月13日の日経平均株価は、前日終値1万6601円から582円安の1万6019円となる大幅下落。翌14日も下落は続き、終値では2か月ぶりの1万5000円台に突入している。23日に控えた英国の欧州連合（EU）離脱の是非を問う国民投票を前に「離脱派優勢」と報じられたことで、世界的に株安が進んだ格好だ。だがこの株安について、一部投資家の間では「優香ショック」と呼ばれ注目を集めている。
13日、女優の優香（35）が俳優・青木崇高（36）と結婚することが発表された。もちろん、優香の結婚発表と株安にはなんの相関もないように見えるのだが、なぜそれが注目を集めているのだろうか。実は、過去の芸能人の結婚発表時の株価の相関を見ると、「市場が荒れる」ケースが目につくのだ。
代表的なのは、2015年の「堀北真希ショック」と「福山雅治ショック」だろう。同年8月22日（土曜）に女優・堀北真希（27）と俳優・山本耕史（39）が電撃婚を発表。前日21日の日経平均終値は1万9435円だったが、結婚発表を挟んで週があけた24日の終値は1万8540円と895円安の大暴落となった。また、同年9月28日に歌手・俳優の福山雅治（47）と女優の吹石一恵（33）の結婚が発表されたが、同日の日経平均終値が1万7645円だったのが、翌日終値は1万6930円と715円安となった。
こうしたことから投資家たちの間では「芸能人の結婚発表は日本株を暴落させる」というアノマリー（明確な根拠はないが、そうなることが多い経験則）が知られるようになった。市場関係者は語る。
「福山さんが結婚発表をしたとき、彼が所属するアミューズの株価が8％も下落しましたが、これは女性人気の高いアーティストが結婚したことでファン離れの可能性が出るのではないか、と投資家が判断したため。とはいえ、もちろん日経平均全体を下落させるほどの影響力はありません。この日、日経平均が下落したのは、中国景気の減速懸念が顕在化し、中国株が暴落した影響を受けたためです。堀北さんの結婚時の株価下落も同様に、中国株安の影響です」
